

オキサリプラチンは、生体内でより抗がん活性の強いダハプラチン誘導体に変換されますが、ナノキャリアではオキサリプラチンからオキサレート基が離脱した部分構造であるダハプラチンをブロックコポリマーと結合させミセル化ナノ粒子化することで、オキサリプラチンが持つ副作用を軽減し、かつ抗腫瘍効果の増強も期待できる新規抗がん剤の開発ができると考えております。
この製剤の基本技術は東京大学の片岡教授らによって発明されたもので、当社は株式会社東京大学TLOからライセンスを受けております。
2007年5月に日本おいてダハプラチン誘導体ミセルに関する基本特許が成立し、特許第3955992号として登録されております。