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2004年2月2日 (プレスリリース)

ナノキャリア株式会社が第三者割当増資17億円を実施

DDS製剤の研究開発ベンチャーであるナノキャリア株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:中冨一郎、以下 ナノキャリア)は、既存株主である、株式会社ジャフコ、あおぞらインベストメント株式会社、SMBCキャピタル株式会社、オリックスキャピタル株式会社、株式会社UFJキャピタル、及びりそなキャピタル株式会社に対して、更に新規のエヌ・アイ・エフ ベンチャーズ株式会社、野村リサーチ・アンド・アドバイザリー株式会社、日本ベンチャーキャピタル株式会社、東京海上火災保険株式会社他に対して2004年1月30日付払込にて総額17億2,740万円の第三者割当増資を実施しました。ナノキャリアはこの増資により、資本金13億3,420万円となりました。

ナノキャリアは、ナノメーターサイズのミセル化ナノ微粒子を医薬品、遺伝子治療、診断薬などに応用することを目的に設立された研究開発型ベンチャー企業で、その開発の中心はがん領域に特化した注射用の徐放性医薬品製剤です。新しいがん治療薬の開発・製造を基盤に社会に貢献する事を目指しています。ナノキャリアでは独自のミセル化ナノ微粒子技術を利用して、医薬品、遺伝子治療並びに診断薬等への応用開発のため、グラクソスミスクライン、日本化薬(14)、キリンビール(14)、CTT、(14)三菱化学ヤトロン等との共同研究開発が進行しており、今回の増資によって、ナノキャリアの研究開発は更に弾みがつくものと期待しています。

代表取締役社長の中冨一郎は、「今回財務的蓄積を得て、さらなるナノキャリアの発展に遂力したいと考えています。新しい医薬品製剤の自社製品の強化、自給体制を重点に、各プロジェクトの更なるスピードアップに努めてまいります。」と述べている。