2006年9月29日 (プレスリリース)
ナノキャリア(株)とキリンビール(株)はイムノミセル抗がん剤(抗体結合型ミセル)の共同研究契約を締結いたしました。
ナノキャリア株式会社(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:中冨一郎)とキリンビール株式会社医薬カンパニー(本社:東京都渋谷区、医薬カンパニー社長:浅野克彦)は、ナノキャリアが保有するミセル化ナノ粒子による創薬技術と、キリンビールが保有するヒト抗体を融合した、イムノミセル抗がん剤(抗体結合型ミセル)の開発を目的とした共同研究契約を締結いたしました。
この共同研究では、ナノキャリアが保有する抗がん剤を封入した数十ナノメートルサイズのミセル化ナノ粒子の表面に、キリンビールが保有するがん組織を認識するヒト抗体を結合させ、抗体医薬及びミセル化ナノ粒子の医薬品としての優れた特徴を組み合わせた、従来にないがん組織に高い選択性を有する新規の標的化抗がん剤の開発を目指します。両社がおのおの保有する世界最高レベルの技術を融合した新しい抗がん剤は、がん治療における有効な薬物療法を提供すると期待されます。
本契約によって医薬品としての開発の可能性のための基礎研究を終了し、その後、製剤の最適化並びに安全性、有効性の確認を行い、本格的な開発に進む予定です。
▼イムノミセル(抗体結合型ミセル)抗がん剤
≪特徴≫
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